― 制約の多い高層ビルで「心地よさ」と「働きやすさ」を両立した空間づくり ―
大阪市中央区・大阪ビジネスパーク TWIN21 MIDタワー内にて、スターシード様のオフィス改修工事を実施しました。
約125㎡の空間を「来客対応」と「働きやすさ」が共存する多目的ワークスペースへと再構築。
ビル特有の制約を抱えながらも、利用者が自然とモチベーションを高められる環境づくりを目指しました。
- 窓が開かない空間でも気持ち良く仕事ができるように目線の先には窓の外と緑が見えます

- 左:入口正面
- 右:個人のワークスペース


- 大会議室はこの開放感

プロジェクトの背景
スターシード様はこれまでレンタルスペースを利用されており、
「コストを抑えながら、落ち着いて働ける自社空間をつくりたい」
という明確な目的がありました。
さらに、
・営業職・事務職が4〜5名常駐し、
・月5〜10組の商談・打合せが発生する
という運用スタイルに対応する必要がありました。
それぞれの用途に適した空間を確保しつつ、居心地の良さと業務効率の両立が求められたプロジェクトです。
課題と制約
① ビル環境の特殊な制限
TWIN21は防災区域に指定されており、木材・布などの可燃性素材が使用できないという大きな制約がありました。
天然木の温かみを活かせない中で、「いごこち」をどう表現するかが大きなテーマとなりました。
② 窓が開かないため換気が困難
自然換気ができない構造のため、植物や人にとって最適な空気環境をどう保つかが課題でした。
③ 音環境の両立
・集中できる開放感
・声や会話音が外へ漏れない安心感
この“相反する要望”を両立するための設計的工夫が必要でした。
④ コストと快適性の両立
既存のレンタルスペースの使用料は月100万円。
コストを抑えつつも、より快適で使いやすい空間にすることが求められました。
- 外に声が漏れにくい使用の会議室

- 1人で集中したいときはこちらのスペースで

設計コンセプト:素材に頼らず「いごこち」をつくる
防火地域のため天然木が使えない状況でも、“居心地の良さをどう表現するか”に挑戦しました。
●やわらかな空気の流れをつくる
窓が開かないビル特有のこもった空気感を改善するため、
・植栽をバランス良く配置
・植物育成ライトを導入
・サーキュレーターで空気を循環
これらを組み合わせ、自然に近い「ゆるやかな空気の流れ」を室内につくりました。
●用途別の機能を明確にしたゾーニング
• 執務スペース
• 打合せブース
• 団らんスペース
• ロッカー・収納
などを区切りすぎず、開放感を保ちながら使いやすい動線を確保しています。
●音環境への配慮
適度に開放感を持たせつつ、会話音が漏れにくいレイアウトと吸音計画を行い、
「集中できる」「商談も安心してできる」空間としました。
結果:制約があるからこそ生まれた、洗練された働く空間
自然素材が使えない、窓が開かない——
多くの制約がある中で、「人が心地よく過ごせる場所」を実現するための工夫を重ねました。
その結果、
・働きやすく
・来客にも対応しやすく
・コストも抑えられ
・植物も元気に育つ
そんな多目的ワークスペースが完成しました。
スターシード様が長く安心して使える空間となるよう、細部まで丁寧に仕上げたプロジェクトです。
まとめ
今回の改修工事では、防火地域での素材制限や換気が難しい高層ビル特有の課題を抱えながらも、「心地よく働ける空間」を実現するために多角的な工夫を重ねました。
素材に頼らず、光・空気・植栽・動線のデザインによって“いごこち”をつくり出し、来客対応と執務が両立するワークスペースへと生まれ変わりました。
今後も、制約のある環境であっても最適な解決策を見出し、価値ある空間づくりを提案してまいります。
仕様や工事内容の詳細をご希望の方は、ぜひお問い合わせください。
担当者より丁寧にご説明いたします。
グリーンエコ建設株式会社
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